コラム「不登校についてあんどが考えていること」

代表 二宮 翼

不登校になることのデメリットは?と生成AIに聞いたところ以下の項目を示しました.

・学習面での課題…学習のおくれや学力格差,進学や進路の制約
・社会性の発達への影響…同世代との交流機会の減少
・心理的・精神的な影響…自己肯定感や社会復帰への不安
・経済的・社会的な影響…就職活動での不利益,経済的自立の困難さ
・家族への影響

どれもすべて(またはその中のいくつか)は,
きっとこどもと向き合う家族が切実に抱く思いでしょう.

しかしながら,現代人の平均寿命は80〜90歳だと言われています.

確かに貴重な学齢期の数年/数ヶ月なのかもしれません,
一方で,長い目で見るとたった数年/数ヶ月と見ることもできます.

不登校の渦中にいるときは,家族も本人も見通しが立たず,
「いつ動き出せるのか」「どんなきっかけが必要なのか」
その答えを求めて焦ってしまいがちです.

でも,この契機を作るために必要なことは,
もしかすると「学校に早急に行かせること」や「教科学習をすること」ではなく
「自分を知ること」なのではないかと私たちは考えています.

具体的には,

・自分にはどんな力があるのか
・自分が疲れてしまう限界はどこなのか
・そして,自分は何になりたいのか

もしこども自身が自分なりの「ゴール」を見つけることができたなら.
自分が目指したい未来,なりたい自分が見えてきたなら.

その時、今の学齢期の数年間はどう映るでしょうか.

無駄にした貴重な学齢期の数年/数ヶ月なのでしょうか.
それとも,たった数年/数ヶ月なのでしょうか.

もしかすると今はまだ,不登校に悩まれている本人,ご家族は
ゴールがないのに目的のために走り続けているのかもしれません.

自分らしいゴールの方向性が見えてくれば,そのために必要なステップも自然と見えてくるでしょう.

それは学校に通うことかもしれないですし,違う道かもしれません.

大切なのは、こども自身が選択し、納得して歩める道だと考えます.

あんどの不登校支援は,そのゴールづくりをお手伝いします.